- このまま続けてて大丈夫かな
- 労働時間が長い
- 休みが少ない
- 給料が安い
- 恋愛・結婚のことが不安
いずれかのことで悩んだことはありませんか?
年を重ねるにつれて女性が向き合うことになる悩みですが、飲食店の女性社員にとってはかなり深刻な問題です。
将来を見据える女性には厳しい労働条件ですよね。
このまま続けていくのは不安、転職するにも勇気が出ない、そんな悩みをもつ女性の皆さんのために
- 悩みの対応策
- 将来のためにやるべきこと
を問題点と合わせて解消していきます。
18~30歳までの12年間、居酒屋の正社員で勤務していた女性筆者の体験談を交えて教えます!
改善方法はない!飲食店の問題点
長時間労働
女性に限らず、飲食店の正社員が抱える最大の悩みが労働時間です。
12時間拘束なんて当たり前、休憩時間なんてあってないようなもの。
出勤前、退勤後に自由な時間は少なく、家には寝に帰るだけの生活が日常になってしまいます。
1日の大半を職場で過ごすようになるとそれだけでストレスになり、最悪のケースは人間関係が上手くいってない場合は、苦手な相手と共有する時間が長くなり、よりストレスをため込むようになります。
業界として改善が必要なので、現場の正社員で続ける以上避けられない問題です。
給料が安い
給料面だけを見れば多職種に比べ初任給は高いほうかもしれません。
ですが、勤続年数が長いからと言って手当がつくことは少なく、基本的には役職がつかないと給料が上がりません。
労働時間と仕事量を踏まえると、役職手当がついたところで割に合わないと感じるでしょう。
その分福利厚生が充実していれば妥協点の一つとなりますが、飲食業界でそんな会社はそう多くはありません。
役職が上がれば給料も増え、現場に入ることも少なくなることもありますが、マネジメントや販促などの業務が増え、現場以上に苦労することも増えます。
給料を上げるための努力は自分自身でできますが、見合った金額を貰えるとは限らないので、確実な改善方法はありません。
休日が少ない、休み希望が取りにくい
年末年始、ゴールデンウイーク、お盆といった繁忙期はもちろん、週末、祝前日は休みはまず取れません。
また平日のどこかが基本公休になりますが、団体やお得意様の予約が入っているだけで平日の休み希望ですら取りずらい雰囲気があります。
休みが安定しないため予定が立てにくく、週末が休みの友達とは遊びに行くことすら難しいです。
さらに月の休み自体が少ないため、そもそも遊んでる余裕がない人も多いのではないでしょうか。
プライベートの時間も少なく、友達も減り、出会いの場がないことで、充実感が得られず、ストレス発散が上手くできずに病んでしまうこともあります。
産休、育児休暇がない
すでにお相手がいて、結婚を検討している人もいるでしょう。
籍を入れるのは問題ありませんが、結婚生活が上手くいくとは限りません。
上記で説明した労働時間や休みの少なさでは、勤務時間帯によりますが結婚相手とすれ違いにの生活になりませんか?
交際中は理解ある相手だったとしても、一緒に暮らすことで起きる問題も出てきます。
また、飲食店で産休がある会社自体がほぼありません
子供を検討しているのであれば、その時は退職の時だと思ってください。
仮に子育てしながら飲食店の労働条件で働いたとして、あなた自身が持たなくなってしまうことが目に見えていますので、おすすめできません。
人間関係などの精神的疲労も
働くうえで人間関係が常に良好ということは難しいですが、ただでさえ肉体的疲労が多い飲食店の激務をこなしながら、上司や苦手な相手に気を遣うのはさらに精神的疲労を伴ういます。
そういう日に限ってクレームがあったり、仕事でミスをしてしまい、より精神的ダメージを追ってしまいます。
接客業のため、どんな疲労を抱えてても常に笑顔で接客しなくてはいけないことも大変なことです。
飲食店を続ける方法は?
現場で続けていきたいのであれば、正社員でいる限り問題を払拭できることは難しいでしょう。
給与面や時間を妥協するのであれば、アルバイトや契約社員になるというのもひとつの手ですが、給料を下げてまで飲食店に居続けるメリットをあまり感じません。
できることとしては、今より好条件の会社を探してみましょう。
ファーストフード・居酒屋・レストラン・カフェ等の業態別
福利厚生の充実
給料
など様々な観点で比べて、自分が何を優先したいかを決めることが大事です。
転職を検討して準備する
飲食店の正社員で働いてきた女性は、身を粉にして仕事に取り組んできたと思います。
悪条件ではありますが、人から感謝され、やりがいと達成感のある仕事です。
多くのスキルを身に着けたからこそ、他でも活かせるんです。
飲食業界の経験しかない人や、年齢的に踏み出せずにいる人でも、そのスキルを活かして転職する準備を始めましょう。
資格を取る
プライベート時間が少ない飲食店で勤務しながら資格を取るのはかなり大変なことです。
ですが、転職する決意を持ったのであればまずは始めてみましょう。
飲食店経験者におすすめの資格を紹介します。
【ホールスタッフ】
- 接客サービスマナー検定
- サービス接遇検定
【キッチンスタッフ】
- 調理師免許(国家資格)
- フードコーディネーター
転職の際に一つでも資格があると、職種問わず好印象です。
転職を有利に進めるために、地道に勉強していきましょう。
適職診断してみる
飲食業界から別業種に転職するって結構悩みます。
自分にはほかに何の仕事ができるんだろう…と思う方がほとんどです。
そこで手軽にできる適職診断をしてみましょう。
意外な職業が向いている可能性もあるので、新たな自分を知ることができるかもしれませんよ。
転職サイトに登録する
まずは登録だけでも先にしておきましょう。
下調べは重要です、どんな職種がどんな仕事内容でいくらもらえるのか把握しておきましょう。
転職活動におけるアドバイスや、履歴書添削などもしています。
すぐに退職する必要はありませんが、いつでも退職できる準備は万全にしておくと心の余裕ができて、ゆっくり転職選びができます。
ある程度の目標を定めて、計画的に進めていきましょう。
悩んだ時が転職の合図【まとめ】
悩みのない職場なんてありませんが、将来の見えない職場にいることは自分で自分を不幸にします。
飲食店での業務は、年齢とともに女性の身体には悪影響を及ぼしやすいです。
一つでも悩んだことがあったら、ぜひ転職を検討してみてください。
お金、時間、やりたいこと、やってみたいこと、今より幸せになれる条件が世の中にはたくさんあります。
本記事を読んで、きつい飲食店の正社員を経験してきた女性の後押しができれば幸いです。