調理師免許の勉強方法に悩んでいませんか?
私は居酒屋勤務6年目の時に、たった2週間の独学で調理師試験に合格しました。
その当時の勉強法をご紹介します。
不合格が続けば時間や費用も必要になり、次年までモチベーションが続きません。
本記事を読むと、効率の良い勉強方法で一発合格に近づくことができます。
ぜひ参考にして、最短合格を目指しましょう。
過去問題集を解く
独学するうえで必要になるのが参考書と問題集。
私の勉強法の結論は、過去問題集を繰り返し解くです。
ですが、ただ解くのは効率の良い方法ではありません。
最短で記憶するために、それぞれの使い方を解説していきます。
出題形式と合格基準
まずは効率よく勉強するために、合格基準は必ず把握しておきましょう。
・試験科目 ①公衆衛生学②食品学③栄養学④食品衛生学⑤調理理論
⑥食文化概論
・出題形式 マークシートによる四肢択一方式
・出題数 全60問
・合格基準 全科目の合計得点が満点の6割以上
※1科目でも得点が平均点を著しく下回る場合は不合格
ここで重要なのは、各科目6割正解すれば合格ライン。
わからない問題があってもよいということ。
出題形式も4択のマークシートのため、参考書の丸暗記も不必要です。
満点を目指す必要がないので、重要問題を正確に覚えて確実に6割正解できるようにしましょう。
参考書は読み込まない
よくやりがちなのが参考書を赤シートを使って覚えたり、単語と解説文をノートに書き写すこと。
分厚い参考書を学生時代の勉強法で覚えるのは、時間と労力の無駄遣いです。
そもそも参考書を最後まで書き写したところで、確実に記憶できた内容はほぼないでしょう。
参考書は、過去問題集を解いた後に辞書の役割として索引しましょう。
問題文→解答→解答の意味を理解
この3つの紐づけをしておけば、ひっかけ問題にも対応しやすくなります。
もう一つ参考書の使い方をご紹介します。
寝起きと就寝前、通勤や休憩などの隙間時間にぱらぱらと流し読みすること。
時間が空くことで記憶からなくなりやすくなるので、最低でも1日3回は参考書をぱらぱらとめくってください。
流し読みでも意外と記憶に残ります。
1回5分程度でいいので、試してみてください。
出題数の多い3科目を重点的に
- 公衆衛生学
- 食品学
- 栄養学
- 食品衛生学
- 調理理論
- 食文化概論
すべての科目で6割の合格点を取らなければいけませんが、その中でも出題数が多く、覚える範囲の広い3科目を重点的に暗記しましょう。
1.公衆衛生学
生活習慣病対策、公害対策、感染症対策、衛生教育といった人間社会の健康に関する問題。
病名や法規名、該当年齢などが問われる。
2.栄養学
主に栄養素に関する問題。
食品に含まれる栄養素の名称と働きが問われる。
名称・働き・影響を紐づけて暗記しましょう。
3.食品衛生学
食品安全基本法と食品衛生法に関する問題。
主に食中毒・食品の変質・食品汚染物質や添加物について問われる。
覚える範囲が広いと、重要問題を絞るのも難しくなります。
問題文のひっかけも多くなるので、注意。
問題集の使い方と勉強法
1,マークシート解答に慣れる
初回は間違った解答が多いはず。
ですが気にせず60問一通り解いてみる。
苦手な科目となんとなく理解している科目を把握する基準にもなります。
マークシートにおいて大事なのことは、問題文と解答を紐づけて暗記できるかです。
4択の中から近い答えを探す、または関係ない答えを消去していくことが必要なので、期間内に一問でも多くの問題を解いていきましょう。
出題されやすい問題を把握しておくことが重要です。
2,答え合わせは参考書を使う
間違った問題や消去法で正解した問題は、参考書を使って正しい解答を定着させる。
不正解のままにしておくと、誤った解答で記憶してしまいます。
次回から間違えないようにするためにも、自分で調べていかに問題文と解答を紐づけて覚えることができるかがポイントです。
特に苦手科目や、よく間違える問題は根気強く読み返してください。
記憶が新しいうちに、参考書をひらいて正しい解答を記憶しましょう。
3,勉強時間は短く、休憩をとる
問題集を反復して暗記するのが一番効率的ですが、1回の勉強時間が長いと逆に効率が悪くなります。
集中力が下がり、ただ問題を解いてるだけでは記憶に残りにくいです。
勉強時間と休憩を程よくとることで、一定の集中力を保てます。
・30分勉強したら、5分休憩する
・試験同様の60問解いたら15分休憩する
など、自分のやりやすい方法で時間を区切ってみてください。
休憩をはさむと頭の中が整理され、集中力も効率もかなりよくなるのでぜひ試してみましょう。
4,寝起き・就寝前・隙間時間は参考書の流し読み
上記でも説明しましたが、結構大事なので改めてご紹介します。
しばらく過去問を解く時間が取れないときは、5分でいいので参考書をめくってください。
勉強していない時間にどんどん記憶は上書きされてしまうので、特に通勤中や仕事の休憩中など、情報量が多いときに流し読みするのがおすすめです。
また就寝前は暗記するのに一番適した時間なので、しっかり記憶してぐっすり睡眠をとりましょう。
過去問題集と参考書の選び方
過去問題集は最新のものであればなんでもいいです。
短期間でも最低2冊分は反復して解くとより一発合格に近づきます。
予算を抑えたい方は1冊の購入でもかまいません。
調理技術技能センターのホームページから過去3年分の試験問題をダウンロードすることができるので、ぜひこちらも活用してください。
重要なのは参考書選びです。
熟読しないからこそ、わかりやすいものを選ぶ必要があります。
選ぶ基準としては、1ページあたりの文字数が少ないほうが使いやすいです。
今回の勉強法ではわからない部分を調べたり、流し読みをするのに使用するので、情報量が多いとかなり疲労感があります。
購入前に実際に流し読みをしてみて、読みやすいものやイラストが適度に使用されているものを選ぶとよいでしょう。
参考までに、私が使いやすいと感じたのはこちらの参考書です。
以上、最短で合格するために必要な勉強法をご紹介しました。
とにかく過去問を解いて、上手に参考書を使いましょうということです。
仕事などをしながら取得に臨むのは大変ですが、空いた時間で効率よく取り組めば一発合格できる試験です。
時間と費用を無駄にしないために、忙しい日でも毎日欠かさず勉強しましょう。
まとめ:最短合格の近道は記憶に残し続けること
独学で調理師免許取得を目指すために抑えておくべき勉強法
・過去問題集を反復して解く
・参考書は熟読・書き写さず、隙間時間に流し読み
・勉強時間と休憩のメリハリをつけて効率的に
この3つのポイントはぜひ実践してください。
重要なのは勉強してきたことを受験日まで記憶し続けることです。
短期間でも一発合格できるよう、正しい勉強法で効率よく取り組んでいきましょう。
お読みいただきありがとうございました。
本記事を読んでいただいた方のお役に立てれば幸いです。